HEAT_#8(2015.8.25)
いたずらで火事を起こそうとしていた少年に刺されて重傷を負ったタツヤ(AKIRA)は、榊(井出卓也)に発見されて病院に運ばれ、一命を取り留めた。 咲良(栗山千明)は病院に駆けつけるが、「タツヤはもう消防団とは関係ない」とエリ(菜々緒)に追い返されてしまう。
同じ頃、事件は思わぬ騒動に発展していた。タツヤを襲ったのは再開発反対派の住民だとのうわさが流れたことから、賛成派が暴力に屈さず計画を推し進めるべきだと声を挙げ、 再開発の具体案を決定する準備組合総会が一週間後に行われることになったのだ。そんななか、等々力(鈴木伸之)がひょんなことから真犯人を突き止め、 タツヤが火災の発生を防ごうと少年を注意していたことを知る。
一方、咲良は榊から、タツヤが住民に寄り添った「災害に強い町」を目指す再開発プランを提案するも日比野(稲垣吾郎)に握りつぶされ、葛藤していたことを打ち明けられる。 消防団員として必死に町を守ろうとしていたタツヤの思いを知った第十一分団の面々は、そろって病院を訪ねる。 悩み、苦しんでいたタツヤは、仲間たちのやさしさにふれ、和解し、笑顔が戻る。
「もう一度俺にチャンスをくれませんか」と咲良らに告げたタツヤは、明くる日、日比野のもとへ。 住民の意向を無視した強引な再開発に異論を唱えると、準備組合総会に自らも出席し、計画に反対すると宣言する。 総会までのわずか一週間で、日比野の計画を覆す無謀な戦いに身を投じたタツヤ。再開発をめぐるある疑惑を胸に、日比野が起用した建設会社に接触を図り…。