HEAT_#6(2015.8.11)
消防団の活動を続けながら再開発プロジェクトの仕事を進める決意をしたタツヤ(AKIRA)。 再開発に賛成する地権者を着々と増やす中、かたくなに反対を貫く地権者・菅井武雄(斉木しげる)に頭を悩ませていた。
一方、就活中の大学生団員・松山(吉沢亮)は、面接で消防団の活動をアピールするが不採用ばかり。 イライラを募らせる松山は、第11分団のメンバーに八つ当たりし、会社で成績不振にあえぐ鳴海(正名僕蔵)に「鳴海さんみたいになりたくない」と言い放つ。
翌日、第11分団と幸多消防署の合同訓練が行われたが、松山のやる気のない態度に等々力(鈴木伸之)が憤慨。 「就活に有利って聞いたから入ったのに。全然役に立たない」と消防団をバカにする松山につかみかかり、2人は大ゲンカに。 その揚げ句、「就活に集中したい」と団の活動を休むと言い出した松山を、咲良(栗山千明)は複雑な思いで送り出す。
同じ頃、交渉に応じない菅井に手を焼いていたタツヤはエリ(菜々緒)に相談しようとするが、なぜか連絡がつかない。 エリはタツヤが思いも寄らない意外な人物と接触していたのだ。そして、タツヤと力を合わせてプロジェクトを進めるはずの濱田(田中圭)にもあやしい動きが…。
そんな折、鳴海が取引先との商談をある理由ですっぽかし、リストラの危機に追い込まれてしまった。 幸多市にある会社をクビになれば、消防団も続けられなくなる鳴海を案じる第11分団の面々。 そんな咲良らに追い打ちをかけるように、松山もとうとう団を辞めると言い出した。このままでは、団が分裂してしまう危機に・・・。
まもなく、消防団の面々は鳴海が商談に現れなかったわけを知る。取引先に向かう途中に出くわした急病人を放って置けず、懸命に救護を行っていたのだ。 しかし、このことを誰にも明かさず、会社の処分を受け入れようとしている鳴海を救おうと、咲良らは鳴海の上司に直談判。鳴海は無事リストラを免れる。
タツヤは、菅井とつき合いのあった鳴海の言葉をヒントに再開発のプランを改訂。 花が溢れる公園や安全な道を整備し、住民たちが「ずっと笑顔で過ごせる幸多市を作りたい」というタツヤに共感した菅井は「良い町にしてくれ」と土地の譲渡を承諾する。 そして同じ頃、鳴海の一件を知った松山にも心境の変化が。ようやく漕ぎ着けた大手企業の最終面接で、消防団の活動を「くだらない」と見下す社長を一蹴し、再び第11分団に戻ってくる。
数日後、タツヤは日比野(稲垣吾郎)に新しい再開発プランを提出。ところが、いきなりプランの資料を破り捨てた日比野に衝撃を受けて…。