第11回『猿の人質』


天正11年(1583)4月、北庄城が炎に包まれ落城。江(上野樹里さん)たちは、母・市を亡くす。

市が自害したことは、秀吉(岸谷五朗さん)にとっても衝撃だった。
茶々(宮沢りえさん)、初(水川あさみさん)は父母を殺した秀吉を生涯許さぬと宣言。
さらに、江に「猿!」と食って掛かられた秀吉は、その背後に信長の亡霊を見て、恐れおののく。

その後、三姉妹は秀吉の人質として安土城へ。
そこで、おね(大竹しのぶさん)に、京極龍子(鈴木砂羽さん)を紹介される。龍子は父・長政の姉である京極マリアの娘で、江たちとは従姉妹。
しかし、龍子は夫を秀吉に殺されながらも秀吉の側室となっていた。
そのうえ、秀吉のことを優しい人と語る龍子を信じられず、三姉妹は激しい嫌悪感を覚える。

続いて三姉妹は千宗易(石坂浩二さん)とも対面。江たちの胸中をおもんぱかった宗易の深い配慮と言葉に触れ、母を亡くした悲しみがこみ上げてくる。

そんなとき、秀吉の工作により、織田信孝(金井勇太さん)が自害。織田信雄(山崎裕太さん)は、家康(北大路欣也さん)に秀吉の天下取りを阻止するため、共に戦を仕掛けようと話を持ちかける。

一方、安土城では三姉妹が久しぶりに秀吉と再会。
秀吉は、美しい着物をまとった茶々の美貌に心奪われる。
そんな秀吉の邪心にいち早く気づいた江は、秀吉から姉上を守ると宣言する。


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