…彼らは黙々とアップを続ける。
そして、突然音楽がはじけ出す…

その店のダンスフロアはいつも歌が流れ、多くの仲間達の笑顔で溢れていた。
そして、そこで働いているユウ(USA)・カズ(NAOTO)・ヨシキ(NAOKI)・ジョシュ(NESMITH)にはそれぞれ大きな夢があったが、誰もが夢の話をする事も無く、ただ同じ事を繰り返す毎日が続いていた。

…そんなある日、ヒデ(MATSU)から一通の手紙が店に届く…

「世界は広い。まだまだ見た事も聞いた事もないようなダンスがたくさんある。ダンスには言葉や人種は関係ないのだ。」
と、ヒデは興奮した様子で語り続ける。

それは、ダンスを通して無限に輪が広がっていくという事。
そして、その手紙を読んだ瞬間から4人の中で何かが変わっていった。


…そして…ユウは明日…旅に出る…


しかし、運命とは時として残酷な現実を突きつける。
自分の力ではどうにも出来ないという絶望感。
大きな時代の流れに逆らう事は決してできないと知った時、人はどのような生き方を見つけるのか?

また、笑顔の持つ本当の意味とは?

…これは夢を追い続けた一人のダンサーの物語である…