AKIRA
ヤサカの都からは遠く離れた山奥い棲む山賊のリーダー。
弟分と共にイノシシに乗って野山を駆け回る、パワフル男。
豪快な力業(ちからわざ)を得意としており、鉄棒や長刀、木槌など、弁慶の七つ道具のような物を自在に操る。
高山にいるので、酸素が薄くても気圧が低くても戦える。
驚異的な視力の持ち主でもある。
豪快な性格で、ちょっとでも頭を使おうとすると熱を出す。
人に騙されやすい一面もあり、ずる賢い者に利用されてしまうことが度々ある。
幼い頃は麓の村で家族と暮らしていたが、山に狩りに出かけている間に、戦乱のあおりを受けて村が焼き討ちにあい、家族も村の仲間たちも全滅した。
以来、戦(いくさ)も、それもサムライも憎んでいる。
ずっと「この世で一番強いのは俺だ」と信じていたが、自分より強いヤツがいるかもしれないと気づいてからは人生が一変した。
そいつらを全て倒し、山頂にド派手な天守閣のある城を建てて、サムライどもを見返すことが、いまのアキラの夢である。
サムライを嫌いながら、自分の中にあるサムライの心をヒロに指摘され、アキラは動揺するが、この矛盾をやがて克服してゆく。