エグザムライ
HIRO

めちゃくちゃ強い刀の使い手。
これまで負けたことがない。
腕力、瞬発力、闘争本能、どれをとってもずば抜けている。
普通の人が出来ないようなことを、とてつもない気合で実行してしまう男。

一度決めたことは何があってもやり抜き、自分を厳しく律している。
それでいて他人には優しく、お茶目なところもあり、その振幅が人を惹きつける。
バクチ好き。
酒を飲むが、甘いモノも好き。

出自については謎だが、戦乱の中で親を失った孤児らしい。
山奥の寺の老僧に育てられ、剣術を学んだ。
「ひとりで生きていくには、強くならねばならぬ。」
そう言い続けた老僧が亡くなってからは、自己流のワザを磨き上げた。

成長したヒロは、既成の権威を嫌い、どの武将につくこともせず、諸国を放浪して歩いた。
その中で同じく流浪のサムライ、アツシと巡りあった。
アツシはヒロの男気と剣の腕に惹かれ、弟分となった。
だが、ある日突然、ヒロはアツシの前から姿を消した。
「もっと強ェえヤツに会いたい」
そんな単純な動機から、ヒロはたった一人で海を越え、大陸へと渡ったのである。

数年後、ヒロは大陸の砂漠地帯で騎馬集団の長(おさ)となっていた。
数々の敵対勢力と戦い、次々に服従させていった。
いわば小さな国の王であった。

ギルトは不死身の人型兵器「カグラ」と圧倒的な火力を使い、ヒロたちの集団を追いつめていった。
ギルトの指揮官は、冷徹にして非情な男「オルガノ」。
一騎打ちでは決して負けないヒロだが、重火器による総攻撃で味方の集団は総崩れとなり、領地を追われることに。
そして残党と船に乗り込んだところを、オルガノ率いるギルトの艦隊から攻撃され、船は沈没、仲間たちも海に沈んだ。

ギルトへの憎しみに燃えるヒロは、復讐を近い、ひとり旅たつ。
何処へ――。


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