EXILEをいつも応援してくれる、
EXILE mobile会員の皆さんへ。



今日まで、僕はEXILEとともに、全力で走り続けてきました。
気がつくと、この6月でもう44歳になります。
ふり返れば10代の頃からストリートで踊り、仲間と夢を語り、
未来を信じて僕らは成長し、そしてEXILEになりました。

EXILEのHIROとして、たくさんの皆さんと
素晴らしい時間を重ねられたことに感謝の気持ちでいっぱいです。


決して優等生ではなかった僕ですが、
本当にたくさんの仲間に出会い、支えられてきました。
そしてリアルな「Love, Dream, Happiness」に気づくことができ、
多くの人達と幸せを共有する喜びを知りました。

夢を叶えるために、試練から逃げることなく、本気で想い続けること、
全力でやり続けることの大切さも学べたような気がします。


大好きなダンスを極めたい一心で、この世界に入った僕が、
ダンスを通じて大切な人達にめぐり会い、エンタテインメントの素晴らしさを知り、
自分の生きる意味に気づきました。

たくさんの人達の笑顔、たくさんの人達の涙、
たくさんの人達の心とふれあうことで、心の底から「Love, Dream, Happiness」を感じ、
僕のなかで本物の覚悟が生まれました。


「Love, Dream, Happiness」のテーマのもと、EXILEはつねに輝く存在であり続けよう。

それこそが僕自身の生きる意味であり、夢であり、使命だと思っています。
そして、それを叶えることが、応援してくれている皆さんへの恩返しであり、
自分自身も幸せを感じられることです。

僕らは、大好きなダンスへの想いとその可能性を広げ、
証明するために、ダンサーからパフォーマーになりました。
そして一つひとつの想いを形にするために、同じ夢を共有できる仲間とともに
チームとして進化を遂げ、仲間はいま、同じ志を持つ「同志」となっています。


自分の体には、EXILEという血が流れている・・・。
この想いは、一生変わることはありません。

その血のもとに、エンタテインメントを進化させていくことがEXILEの誇り。
そしてEXILE PRIDEは僕らの生き様だと考えるようになりました。

EXILE PRIDEを持ち続けることこそが、EXILEの証です。


いま、僕には夢があります。
それは、大好きなEXILEが、これからもずっと輝き続けていくという夢。
そして、その夢を叶えるべく、僕はEXILEのパフォーマーに一区切りをつけ、
EXILEの未来を創る新たなステージへ踏み出そうと決意しました。

EXILEがもっとみんなに必要とされ、大切な存在となれるように。
僕は、情熱と覚悟と信念をもって、
EXILEのために、応援してくれている皆さんのために。
全身全霊をかけて、次の時代のEXILEを創造し、証明したい。

EXILEの未来のありたい姿を想ったとき、
その目標を達成するためには、いまこそ行動に移す時だと決断しました。

僕のEXILEとしてのパフォーマー人生は、
14人になってからの第三章とともに、2013年で終わりを迎えます。
けれど、それは同時に、EXILE第四章への新たなスタートです。

2014年から、僕はエネルギーと情熱のすべてを、
EXILEの新たな創造の挑戦に向けてそそいでいきたいと思います。

僕がこの役割に集中し、
メンバー全員が、その絆とEXILE PRIDEをもって全力を尽くせば、
EXILE第四章は必ず、さらに輝きを放つものになるはず。またそれと同時に、
メンバー一人ひとりの夢も、EXILE一族の新たな未来も必ず開かれていくはずです。


EXILEの一族全員が夢を共有し、誇りと志を継承していく。
若い世代の新しい血が加わることによって化学反応が起こり、
僕らのエンタテインメントの可能性はふくらんでいくのだと・・・。

それは必ず、EXILEの輝ける未来につながり、
皆さんに喜ばれるEXILEであり続けることになると信じています。

また、そのために僕には、EXILE一族の一人ひとりに、
EXILEの魂を注入するという大切な役割もあります。
そして、その魂が若い感性で磨かれ、
それぞれがオリジナリティを創り上げ夢を叶えてほしい。

オリジナルメンバーのように、
自分のスタイルを確立できるように成長していく。
そうした仲間を増やすことが、EXILEという生き物をもっと強く、
大きく進化させることにつながるはずだと思っています。

たとえ自分がEXILEのパフォーマーではなくなったとしても、
EXILEの血は薄まらない。
EXILEの魂は必ず、新しい世代に受け継がれていくと思います。


世代を超えた絆を築くのがEXILEであり、EXILEの誇り。
僕はこれまで以上に一生懸命、メンバーに魂をそそぎ、
そして才能の種がどんどん花開くように頑張りたいと思います。

僕にとってEXILEとは、人生そのものであり、夢であり、
僕自身もEXILEの大ファンです。


未来に向かってEXILEは、グループから一族へ、
さらにはアーティストを超えてエンタテインメントのクリエイティブ集団へ、
より大きな概念へと進化していくのかもしれません。


またEXILEが変われば、理由はどうあれ
ファンの皆さんが悲しむことを僕も感じてきました。
どんなにEXILEの未来のためといっても、
皆さんの不安を拭うことはできないのかもしれません。

でも、きっとそれは、皆さんの大好きなEXILEを、僕の大好きなEXILEを、
いまこの一瞬だけじゃなく、未来の子どもたちにも残せるようにするための形。
5年後も、10年後も、ずっとその先も、
みんなを笑顔にしたいという僕らの夢の形でもあります。


心からEXILEを理解してくれているファンの皆さんに、
いつまでも「EXILEって凄い」と言ってもらえる存在になれるように…。
自分が次への突破口を切り開こうと思います。


僕のEXILEでのパフォーマー人生は今年いっぱいで終わります。
2014年は新たなEXILEが創造されていく年になり
EXILE HIROとして今までとは違った見え方になりますが、
様々なエンタテインメントに挑戦し、
新たな表現者EXILE HIROとして皆さんにお会いできるように頑張っていきます。


EXILE PRIDEとともに、僕はずっとEXILEであり続ける…


EXILE mobile会員の皆さんへの恩返しの気持ちと
EXILE PRIDEを胸に全力を尽くします。
EXILEはもっと進化し、もっと喜んでいただけるエンタテインメントを
お届けしますので、これからも応援よろしくお願いします。
そして、これまで以上にEXILEを楽しみにしていてください。




2013年4月
EXILE HIRO