NAOKI出演
『熱海殺人事件』40years' NEW
稽古REPORT
本番目前となった
NAOKI出演舞台
「熱海殺人事件」40years' NEW
初回公演から40年もの間再演を重ね
2013年、再び公演される「熱海殺人事件」
主演の木村伝兵衛部長刑事に、
つかこうへい最後の愛弟子、馬場 徹さんが史上最年少24 歳でこの大役に挑む。
対する犯人 大山金太郎に、
EXILE メンバーにして、三代目J Soul Brothers のリーダー
NAOKI がその勇姿を見せる。
ヒロイン水野朋子婦人警官には、大谷英子さんがその秘密のベールを脱ぐ。
富山から来た二枚目だけが取り柄の田舎刑事、熊田留吉に数々の話題の舞台に出演し活躍中D-BOYS の牧田哲也さんを迎え
まったく新しい「熱海殺人事件」を作り上げる。
1/23都内にある某スタジオには、
歴史ある作品に立ち向かう役者たちの姿があった
※撮影当日は馬場 徹さんは不在
稽古場に入った瞬間、目に飛び込んできたのは
4人が全身を振り切って踊っている姿だった
しかも、コミカルなダンスに昭和の懐かしい音楽
「熱海殺人事件」
タイトルだけで作品を想像しただけの頭では、信じられない光景だった
2時間ドラマのようなシリアスな作品をイメージしている方が多いと思うが、
40年もの間、再演し続けてきた作品だけあって、内容は想像を遥かに超えていた。
ひとつの取り調べ室の中で起こる、
3人の刑事と1人の殺人犯のコミカルなシーン
この時点で、当初思い浮かべていた想像はどんどん打ち砕かれていく。
稽古はシーンごとに分けて行われ、細部にわたり演出・岡村氏によりコテ入れされていく。
『キャラクターの本質が出ていたか?』
短いセリフでも言い回しひとつで、キャラクターの個性、そのシーンの状況を破壊してしまう。幾度となく同じセリフを繰り返しキャラクターの“本質”を丁寧に時間をかけて探っていく。
いかに観客を物語の世界へ連れ込む事が出来るかが、役者が芝居をする上での責任だと思う。ただ、初めて「熱海殺人事件」の稽古を観た感想を一言で表すならば
“圧巻”
物語のスピード感、熱量はもちろん、展開一つひとつに溢れんばかりの想いが込められそれが観ている方の心に激しく刺さってくる。
食い入るように稽古を観ていると、次第にこちらの感情も自然と物語の世界観に入り込んでいて、心が熱く、目には涙が溜まっている時もあった。
その位、稽古は熱いものだった。
この舞台はただの殺人事件を解決していくような簡単な物語ではない。
人の心の芯を改めて思い起こさせてくれる。
忘れてしまっていたあの頃の熱い心を取り戻させてくれるような作品だ。
最後に、NAOKIの見せ場であるシーンの稽古が行われた。
疲労も溜まっているであろう役者たちに演出家が伝えたのは、
最後に“のめりこんで演じるか”、“正確さをメインに演じるか”
NAOKIが出した答えは
『のめり込みつつ正確に』
今、本気でこのシーンを作り上げないと本番では確実にミスをしてしまう。
滴る汗を拭う事なく演じる事をやめないNAOKI
この熱い心を持った役者が集まって公演される舞台
「熱海殺人事件」40years' NEW
間違いなく、観た者の心を熱く掴み離さない
40周年にふさわしい作品になる事間違いない。
ぜひ、一度この作品を多くの方に観てもらいたい。
「熱海殺人事件」40years' NEWは
本気でそう思える作品だ。