●主演:観月ありさ(蓮見利香(37)役)
「結婚なんて、その気になれば!」 のはずが・・・・・
私にとって、本当に大切なものって、何だろう?
中堅通販会社の正社員。カスタマーセンターの責任者で、肩書きは「スーパーバイザー」。社内では、「カスタマーセンターの砦」と呼ばれている、姉ご肌のアラフォー。
父を亡くし、妹が先に嫁にいったため、実家で母と二人暮らし。この先、母の老後をみるのは自分の務めだと、内心ずっと思っていた。
そんなある日、母・共子が再婚すると言い出し、事態は急変。
母のことが心配で登録してみた婚活サイトだったが、次第に「婚活市場」にはまり、巻き込まれていくようになる。
当初は、「自分ならすぐにいい相手が見つかる」とタカをくくっていたものの、アラフォー女性の婚活事情を目の当たりにして、「婚活市場」での自分の価値を思い知らされる。
しかし、持ち前の負けん気や婚活仲間らの励ましで婚活を続けていく中、「自分がどんな人間で、本当は何を望んでいるのか」、「これから先、自分が生きていく上で、本当に大切なことは何か」を、身をもって知ることになる。
「自分が望んでいる結婚、未来とは何か」を見つめ直しはじめた時、その先には・・・。


松本利夫(MATSU from EXILE)(坂本栄吉(40)役)
「親のためにも結婚したい!」 婚活オトコの代表(?)
食品会社の研究所に勤務する、研究員。
婚活パーティーで利香と知り合い、その後をギクシャクしながらも、利香と「婚活」仲間になる。
女性への苦手意識克服のためと、婚活マスター・結(むすぶ)から、「声掛け千本ノック」を勧められ、それを素直に実行しようとするほど、結婚したい気持ちが強い。しかし、それは「両親に孫の顔を見せたい」という思いからだった。
そんなある日、女性から初めて「お誘いメール」が届く。そして、その差出人は、なんと千帆だった。


●大塚寧々(清田悦子(45)役)
「ひとりでいるのは、やっぱり、さみしい…」 45才、女性の本音
利香が通うヨガ教室のインストラクター。
バブルの頃、青春を謳歌し、その後も自分の好きなことやって生きてきた。結婚についても、「いい男がいれば」というスタンスで、ネット婚活もしていたが、実年齢を書かなければならないネット婚活では不利とみて、今はパーティーを中心に婚活している。
ある日、利香とともに行った「婚活・仮面舞踏会」というパーティーで、ある男とカップルが成立してしまい、そのことが運命を変えていく。


●イモトアヤコ (井上千帆(29)役)
「地方出身者で派遣社員、わたしの結婚はセーフティーネットです」
地方から短大に行くため上京。その後も東京で暮らしたいと、いまは派遣社員として靴の販売をして、頑張っている。
結婚を「今の生活から抜け出せる最善の方法」ととらえているところがあり、「若さ」を売りにできる20代での結婚を切望している。そのため婚活に対しても熱心なのだが、そのことがかえって、相手に印象を悪くしてしまうことがある。
利香とは婚活セミナーを通じて、婚活仲間となり、あれこれ話す仲になるのだが・・・。


●浅茅陽子 (蓮見共子(62)役)
「誰かにそばにいてほしい気持ちに、年齢は関係ない」
利香の母。自宅で書道教室を営んでいる。夫と死別して10年以上が経つ。
突然、婚活サイトで知り合った村上という男性と再婚すると言い出す。それも、新居を構えて二人で暮らすと言い、利香たちをびっくりさせる。しかし、その二人の「一緒に生きていきたい」という思いが、利香の結婚観に影響を及ぼしていくことに・・・。


●寺脇康文 (「婚活マスター」結(むすぶ)役)
「本気で結婚したいなら、自分を変える! まずは行動から!」
婚活サイト主催のセミナーの講師をしているカウンセラー。自らを「婚活マスター」と名乗っている。
そのスタイルは独特で、「結婚できないのは、イイ男やイイ女でないからだ!」と言い放ち、「本気で結婚したいなら、そんな自分を変えること。そしてそれは、まず行動!」とスパルタだが、一対一のカウンセリングでは、相談者の心情により添ったアドバイスをおくる。
プライベートは謎に包まれているが、必死に婚活をしている人々に、やさしい眼差しを送っている。