とある港町の診療所「馬場医院」では、院長・公平が急死し
公平の一人娘で看護師1年目の飛鳥が、後任の医師を探し回っていた。
そこに突然“ジャンボ”こと鶴田正義が現れる―。
かつて馬場医院で、公平とともに働いていたが
12年前、とあるトラブルで町を離れ、音信不通となっていた。
急患をあっという間に処置するなど、医者としての腕前は、かつてのジャンボだったが
その姿は飛鳥の憧れだった好青年のジャンボではなく、強欲で乱暴で横柄な
全く変わり果てたものだった・・・。
さらにジャンボは、公平から受け取ったという「1億円の借用書」と
「馬場医院の土地と建物の権利証」を飛鳥に見せつけ
「このオンボロ医院は俺のもんだ」と宣言する・・・。
その後、医学知識をフル活用し、患者の生活習慣から癖までをも分析しながら
病のすべてを見抜いていくジャンボ。
一方、わずかな期待を抱きつつ、勝ち気な性格もあり
ジャンボが押しつける無理難題に健気に挑んでいく飛鳥。
ジャンボが町に戻ってきた本当の意図とは・・・。
さらに2人を取り巻く人間模様が大きく動いていく・・・。