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あらすじ
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センター試験を控え、鬼塚英吉(AKIRA)が担任を務める明修学苑3年4組の生徒たちは受験モードに突入していた。
副担任の冬月あずさ(瀧本美織さん)と共に生徒たちの進路面談を行った鬼塚は、「良い会社に就職するために、とりあえず良い大学を目指す」という生徒たちの考え方に疑問を持つ。学苑内の売店で、販売員に扮した理事長・桜井良子(黒木瞳さん)から「良い大学に入ることが、将来良い武器になるのは確か」だと現実を知らされるが、鬼塚は納得できない。
ある日、受験でナイーブになっていた生徒たちの間で、就職組と受験組に分かれて激しい口論がぼっ発。夢に向かって頑張っている就職組、迫る大学受験に不安が募っている受験組、お互いの苦労が分からない生徒たちはヒートアップしていき、止めに入った冬月は生徒から「どうせ教師なんて、適当に大学行って、保険で取った教職でなったようなもんだろ」と言われてしまう。図星で何も言い返せない冬月。
受験をしない生徒たちは、それぞれ自分の未来のために頑張っていた。しかし、プロボクサーを目指す草野忠明(鈴木伸之)は、父親が体調崩したことが原因でボクシングジムの月謝が払えない状況に。また、夜間託児施設で働く堂島誠也(白濱亜嵐)は、同僚に背中に刺青が入っていることを知られてしまう。
センター試験の2日前、学苑では難関校に現役合格した学苑OBの講習会を開催。生徒たちが見守る中、鬼塚はステージに上がり、「てめぇの価値は大学の名前で決まるんじゃねぇ! 夢持って、夢に向かって、どれだけ毎日楽しんで後悔しねぇように生きたかで決まんだよ!」と説くが、生徒たちから逆に非難を浴びてしまう。
一方、数人の生徒の保護者が、"入学コンサルタント"を名乗る久瀬利明(長谷川朝晴さん)の元に集まっていた。久瀬は"入学優先特別枠"と称した裏口入学をあっせん。上原杏子(新川優愛さん)の母親(滝沢涼子さん)らが申し込みをするなか、模試で志望校A判定を獲得している相沢雅(川口春奈さん)の母親(麻里万里さん)も迷っていた。
自宅で勉強中の雅。服飾デザインに興味がある雅は、母親の「医者になってほしい」という思いにこたえなくてはという悩みを抱えていて…。
センター試験前日、鬼塚は「現実を見ることがそんなに大切か?」と桜井に尋ねる。桜井は「大切ね」と答えながらも「でも、一番大切なのはそれを目指そうとする信念」だと説き、「私はそれをあなたから教わった」と明かす。そんな桜井の言葉に、鬼塚はある決意をして…。