STORY

第三話(1/28 O.A)

篠川栞子(剛力彩芽さん)と五浦大輔(AKIRA)が「ビブリア古書堂」にいると、ひとりの男性(中村獅童さん)が買い取り希望だとやって来る。
手にしていたのは、ヴィノグラードフ・クジミンの『論理学入門』という本だった。買い取り表からはみ出す字で「坂口昌志」と書いた怪しげな風貌の男性は、明日また来ると言うと店をあとにした。
栞子は、最後のページに貼られた「私本閲読許可証」を見つける。
それは刑務所の受刑者が私物として刑務所に持ち込んだ、ということを示すものだった。



そんな折、「ビブリア古書堂」に来ていた藤波明生(鈴木浩介さん)が、近所の刑務所から受刑者が脱走した、さっきの男性がそうなのでは、と話した。
実際、報道された脱走犯の人相は坂口そっくりだったため、心配した志田肇(高橋克実さん)は栞子に店頭には出ないようにと命じる。

そんなところへ、派手な服を着た女性(佐藤江梨子さん)が来て、自分は坂口の妻でしのぶと言うが、坂口が売りに来た『論理学入門』を返して欲しいと言った。
ホステスをしているというしのぶは、一方的にまくし立てると本を持って帰ってしまう。
大輔からそう報告を受けた栞子は、妻であっても坂口本人の許可なく本を返してしまったことは問題だと指摘。責任を感じた大輔は志田とともに、クラブにしのぶを訪ね、本を返して欲しいと頼み込む。

同じ頃、テレビのニュースでは脱走犯が依然逃走中だと伝えていた。弟の文也(ジェシーさん)とともにそれを見ていた栞子は…