STORY
第二話(1/21 O.A)
篠川栞子(剛力彩芽さん)は、小山清の『落穂拾ひ』を盗まれ気落ちする「せどり屋」の志田肇(高橋克実さん)を五浦大輔(AKIRA)に紹介した。
すると、志田はあいさつもせず、本を盗まれたときの状況を話し始めた。
志田は古書堂へ来る前、ある寺に用があり自転車で向かった。ところが着いたとたんに腹痛がし、荷物を残したままトイレへと駈けだした。
そのとき、音がして振り返ると女子高生らしい少女(水野絵梨奈)と自転車が倒れているのが見えたので、戻って声をかけた。
しかし、少女は見向きもせず自分の紙袋の中身を確かめていた。
志田は気になったが、自転車を起こしておいてくれと頼むとその場を立ち去った。
それでトイレから戻ると、『落穂拾ひ』だけが紛失していた。少女が盗ったのは間違いないと志田は言う。
栞子は、少女が『落穂拾ひ』を盗った理由こそが少女を探す鍵になると言い、トイレから戻ったとき、自転車とほかの本はどうなっていたのかと聞く。
自転車も本もその場に放置されていたが、本は仲間の笠井菊哉(田中圭さん)が拾い集めてくれていた、と志田は答えた。
また笠井は、寺からバス停へと走り去る少女を目撃していたという。
栞子の提言で笠井と会った大輔は、あの日、笠井が少女に頼まれ、ハサミを貸していたと聞く。
さらに、バス停まで走った少女が、バスには乗らなかったとの証言も得た。
それを聞いた栞子は、少女が盗むのは『落穂拾ひ』でなければならなかったのだと言い…。