今作は総務省消防庁および東京消防庁の全面協力のもと、史上初となる消防団を舞台にしたドラマです。
俳優陣も実際に都内の消防学校で防火服の着脱訓練や、ホースの展長作業、放水訓練といった実技を経験した上で演技に挑みます。
普段あまり注目を浴びていない存在ながらも地域の防災にひたむきに取り組む消防団員の懸命な姿は、同じ一般市民である私たちにあらためて防災の大切さを訴えかけます。
◆舞台となる消防団とは◆
消防団は、消防組織法に基づき、それぞれの市町村に設置される消防機関。
一番の特徴は、消防職員とは異なり、普段生業を持ちながら地域のために消防・防災を行う地方公務員であること。
つまり、地方自治体が定める要件を満たせば、私たちでも入団できる組織。
地域における消防・防災のリーダーとして、平常時も非常時も地域に密着し、住民の安心と安全を守る重要な役割を担う。
全国で消防職員が約16万人いるのに対し、消防団員は約87万人、消防団の数は約2,300団。
また東日本大震災を経て、その重要性が叫ばれ、女性団員(全国で約2万人)や学生団員も増加している。