TAKAHIRO
――『情熱の花』を聴いたときの第一印象を教えていただけますか?
「EXILEでも『Ti Amo』のようにラテン調の曲は今までもありましたが、この曲はもっとラテン色が強いですよね。世の中の方々にお届けしたときに、多くの方に愛される楽曲になるんじゃないかなぁという期待がありますし、こういう曲調の楽曲をやらせていただけるのは、EXILEが大人のグループとしてアプローチしているからこそだと思います。すごくEXILEらしい楽曲ですし、僕も30歳になったので、こういう楽曲を歌うことで大人の男としての魅力を少しでも表現していけたらと思っています。トラック自体にもこだわりがありますし、大人の雰囲気が漂う歌詞の世界観は、男性目線で綴られた禁断の恋が描かれていて、EXILEの真骨頂がお見せできるような作品になっています」

――これまでリリースしてきた楽曲と、ガラッと曲調が変わった印象を受けました。
「EXILEというものはずっと同じ型にハマるのではなく、たとえ完成されたとしてもあえてそれを壊して、どんどん新しいことを取り入れたり、発信していくグループ。曲調だけではなく、パフォーマンスもすごく斬新なパフォーマンスになっています」

――大人の色気が感じられる、素敵なパフォーマンスですよね。
「新メンバーの世界が振りを考えてくれました。EXILE第四章がいよいよ本格始動するわけですが、作品やパフォーマンスにも第四章の色がプラスされています。僕らにとっても、新メンバーにとっても、すごく想い入れ深い作品になるんじゃないかと思います」

――レコーディングはいかがでしたか?
「曲調的にも、あまり意識しすぎて唄うと艶っぽさが出すぎていやらしくなるなと思ったので、逆に気負いすぎたり考え込まずに、クリアな状態で臨みました。はやくライヴで唄いたいと思うほど、唄っていてすごく気持ちがいい楽曲ですね」

――ついに、EXILE第四章の本格始動。ファンの皆さんも、どのようなエンタテインメントが見られるのか、すごく楽しみにしていると思います。
「昨年、岩ちゃん(岩田)、亜嵐(白濱)、メンディー(関口)、世界、大樹(佐藤)の5人が新メンバーとして加入し、EXILE第四章が誕生しました。そこから約一年、ファンの皆さんをお待たせしてしまい、本当に申し訳なく思っています。昨年のEXILE TRIBE PERFECT YEAR 2014を通して、たくさんのファンの皆さんから勇気とパワーをいただいて、僕らも少しずつではあるけれど成長できた一年でした。ファンの皆さんの待ち望んでくださっている気持ちは僕らにしっかりと届いていますし、たくさんの応援をいただいたからこそそれを自信に変え、EXILEとして初心を忘れずに、地に足をしっかりとつけて、一歩一歩着実に進んでいきたいと思います。今年はEXILEとして『AMAZING WORLD』というテーマを掲げています。EXILEの真骨頂とEXILEだからこそお見せすることができる、迫力と芯のあるエンタテインメントで本物の感動をお届けできるよう、まっすぐな想いで唄っていきたいと思っています」

月刊EXILE 4月号 vol.84抜粋