EXILEメンバー14人による全楽曲紹介
EXILE BEST HITS
-SOUL SIDE-
Track 01_Sun is rising again
from TAKAHIRO
東日本大震災復興支援チャリティソングとして昨年リリースした『Rising Sun』は、“日本を元気に”というテーマをもとに活動している僕らを象徴している、中心にある曲。『EXILE魂』というテレビ番組をとおし、被災地で唄わせていただいたりと、僕らにとってすごく大きな意味をなしています。『Sun is rising again』は、そんな『Rising Sun』に想いがつながっていくような曲であり、“日本を元気に”というテーマで活動しているEXILEがこのアルバムを世のなかに発信することで、日本中の皆さんがもっともっと笑顔に、元気になってほしいという大テーマを掲げたような作品になっています。この楽曲が『Rising Sun』の序章として1曲目にあることで、より『SOUL SIDE』の持つ意味合いがギュッと引き締まったような気がしていますし、レコーディングの際は、心に大和魂をきちんと持って唄わせていただきました。
Track 02_Rising Sun
from TETSUYA
東日本大震災復興支援チャリティソングとしてリリースさせていただき、EXILEの強い想いが詰まっている曲。そして、“日本を元気に”というテーマを象徴している曲でもあります。この曲で少しでも皆さんに笑顔になっていただけるよう、希望の光を感じていただけるよう、そんな願いが込められています。“夢の課外授業”で、USAさんと一緒に被災地の中学生にこの曲のダンスを教えたんですけれど、その子たちが今度は老人ホームで教えたり、盆踊りで踊っている姿を地域の方々が笑顔で手拍子をしながら見てくれていた。その映像を観たときに、“その光がここから どこまでも広がってく…”という歌詞とリンクして、涙が出ました。この曲の持つ輝き方が変わってきているのを感じたんです。きっとこれからも、この曲が放つ輝きはいろんな色に変化していくと思います。そして、その光が輝き続ける限り僕は、EXILEのエンタテインメントをとおし、たくさんの笑顔をつくっていけるような……そんなパフォーマンスをしていきたい。そう決意した曲でもあります。
Track 03_ALL NIGHT LONG
from NAOTO
12年のEXILE第一弾シングルで、EXILEの新たな可能性を切り開いたサウンド感が魅力的です。最先端の音でアップチューンなんですけれど、しっかりとしたメッセージ性のある、まさにEXILE的ダンスミュージック。いつも笑顔でいたいけれど、何か嫌なことがあったり、悩みがあったり……。そんなときに聴いていただいて、現実逃避じゃないですけれど、一瞬でも忘れられて明日への活力になれたら。そして、日本が震災によって受けた傷がなかなか癒えないこの現実のなかでも、必ずある光を願い、そこに向かって立ち上がって、みんなで歌ったり、踊ったり、叫んだり……という魂の底から本能的に解放することによって、光をつかんでいこうという強いメッセージが、歌詞やMVの世界観に広がっています。
Track 04_BOW&ARROWS
from NAOTO
12年2枚目のアッパーチューン。この曲を初めて聴いたときに、Giant Swingのお二人は、やっぱりすごいなって痛感した1曲です。洋楽とも違った、でも日本では珍しい、すごくオリジナル性溢れる曲だと、個人的には思います。BOW&ARROWSって、弓矢という意味なんですが、人生において壁にぶつかったときに乗り越えて打ち勝って、自分自身を解き放ってほしいという想いが込められています。あと、ライヴで早くパフォーマンスしたい曲。自分たちがパフォーマンスするよりも、みんなで一緒にジャンプしたり、会場が一体となって盛り上がっている画が浮かびますね。一種のお祭りのような……。曲のラストでも“EXILE”って入っていたりするので、そこで僕らとファンの皆さんでコール&レスポンスをできたら楽しそうだなって思いますね。
Track 05_I Wish For You
from NESMITH
僕とSHOKICHIが参加させていただいて、4人ヴォーカルとして初めてレコード大賞をいただいた、僕にとって本当に思い出の1曲です。新国立劇場でヴォーカルとして歌ったときはすごく感動しましたし、目の前に広がっていたあの景色を決して忘れることはありません。この曲のデモを初めて聴いたときに、曲が持つパワーや爽快感にまず心を打たれました。アップテンポで、すごくキラキラした雰囲気を持った曲。レコーディングに入る前に、EXILEで経験してきたことや、“願い”というテーマも含まれていたので、聴いていただく皆さんに僕らのその想いを届けられるよう、みんなで歌詞の世界観や歌い方などについて、T.Kuraさんやmichicoさん、ヴォーカルで話し合いました。さらに、今までに見せたことのないEXILEを表現できるよう、そして“2010 世界バレー”のテーマソングでもあったので、ひとつでも多い勝利へ導くことができるよう想いを込めて臨んだことを覚えています。
Track 06_Each Other’s Way 〜旅の途中〜
from NAOKI
アコースティックギターの音色が優しく耳に残る、これまでのEXILEとは一味違ったナンバー。ベタベタした関係ではなく、夢に向かってお互いを尊敬し合いながら高め合っていく……信頼し合っている仲間だからこそ持てる絆が歌われています。この関係性って、僕もEXILEやLDHから学んだ姿勢なので、EXILEならではの旅立ちソングだと感じますね。曲自体にすごく太い芯があって、ただ爽やかなだけでなく、とても勇気づけられる曲。朝起きたときや、通学・通勤時に聴いていただくと、心地よく気が引き締まって、1日を笑顔で頑張れると思います。春らしいペールトーンというか、鮮やかなんだけれど優しい色合いのMVもすごく印象的ですね。個人的には、この曲に触れて“EXILEの一員として作品を伝えていきたい”という強い想いが自分のなかに生まれてきました。
Track 07_VICTORY
from KENCHI
ダブルマキシシングル『FANTASY』のリード曲であり、“2010 FIFAワールドカップ財団法人日本サッカー協会公認日本代表応援ソング”として制作させていただいた曲です。たまたま奇跡的な流れで、僕らも同年スタジアムツアーを開催したんですが、そのツアーのオープニングを、この『VICTORY』が飾りました。ATSUSHIくんが作詞を手がけられたんですが、パワーが漲ったり、心が奮い立たされるいっぽう、“Hallelujah Hallelujah”と賛美する歌詞もあるので、どこか自分たちを神聖な気持ちにもさせてくれるような曲。今、夢や目標に向かって何かに挑戦している方、これから何かに挑もうとしている方々に、すごくおすすめの1曲だと思います。集中力やモチベーション、テンションを高めてくれるような曲だと思います。
Track 08_24karats STAY GOLD
from NESMITH
この曲の制作はちょうど、10年のFANTASYツアーの前くらいに取りかかりました。『24karats』『24karats STAY GOLD』『24karats TRIBE OF GOLD』と、24karatsは三部作なんですが、楽曲ごとにテーマやコンセプトがあって、『24karats STAY GOLD』は三部作のなかでいちばん攻撃性や力強さというものを感じさせる曲。楽曲を手がけていただいたSTYさんは、ATSUSHIさんとTAKAHIROくんのパート、SHOKICHIと僕のパートで、それぞれの“歌”をすごく理解してくださっている。歌詞もそうですし、声の特徴や強みである部分を汲み取って、たとえばSHOKICHIと僕のギラギラ感や、新メンバーのパフォーマンスをイメージしたうえで、それがすごく活きるように制作してくださっているんだなと、この曲のレコーディングのときにすごく感じました。ライヴでもものすごく盛り上がる、EXILEのルーツや生きざまを色濃く象徴したような荒々しい曲になっています。
Track 09_FIREWORKS
from SHOKICHI
『FIREWORKS』=花火というタイトルのとおり、夏を思い出す、そして夏にピッタリな曲です。アップテンポで夏の花火を表現した曲はなかなかないと思いますし、テンションを上げるにもピッタリの曲だと思いますね。Giant Swingのお二人に手がけていただいたんですが、激しいトラックに、吉田兄弟が奏でる三味線の音色という、“洋”と“和”が融合したサウンドも印象的です。個人的には、EXILEに加入して初めてリードシングルで歌うことができた曲なので、そういう意味でもすごく想い入れが強いですね。14人のEXILEという新体制になり、新たなEXILEを証明できた曲でもあります。それに、やっぱりライヴでパフォーマンスするとすごく盛り上がりますし、FANTASYツアーのときに野外で、花火が上がってこの曲をパフォーマンスしたことも、夏のいい思い出ですね。
Track10_時の描片〜トキノカケラ〜
from MAKIDAI
昔からダンサーとしても先輩で、EXILEの楽曲でもお世話になっている宮地大輔さんに手がけていただいた、ミッドテンポでキャッチーな曲です。スクラッチの音から始まっていたりもして、“つらいことがあったあとには、きっといいことがある”っていう、人生への応援歌の意味も込められています。ライヴでも、みんなで和める1曲になっていますね。07年、東京BIG SIGHTで開催したEVOLUTIONツアーファイナルで、ファンの皆さんが『One love』のときに、一斉にペンライトで照らすという逆サプライズをしてくれました。会場が緑色の光に包み込まれて、すごくすごく感動したことを覚えています。そのシーンがこの曲のMVに入っていて、ベストを出すにあたり改めて観たら、すっごく良かった。TAKAHIROとAKIRAが加入して、EXILE第二章という新体制になった当時の“ここから頑張っていこう”という熱量や、みんなで楽しみながら全力で臨んでいる一生懸命さが、映像からも伝わってくるんです。そしてこの曲で “第49回日本レコード大賞”で最優秀歌唱賞を受賞したこと、劇団EXILE第1回公演『太陽に灼かれて』のエンディングのときに毎回流していたことなど、個人的にも貴重な思い出がたくさん詰まっています。
Track11_Everything
from AKIRA
EXILE第二章始動一発目のシングル。EXILE 第二章として初めて楽曲制作やMV撮影に携わった、僕にとってとても思い出深い曲です。MVでは、ずっと支えてくださっていたファンの皆さんに出演していただき、共にスタートを切ることができました。振り返ってみると、EXILEは今、グループというよりも、多くの仲間やファンの皆さんとそれぞれの夢を共有する“場”のような形に大きく成長しました。そのスタートとして大きな役割を担った、ターニングポイントになった曲だと感じています。個人的にはやっぱり、僕がEXILEとしての一発目の楽曲だったということもあり、懐かしさを感じながらも、聴くと初心に戻る曲。あのころ抱いていた熱い想いや、自分がEXILEの一員として“これから一生懸命、自分なりの表現方法で頑張っていくんだ”と意志表明したことなどが蘇ってきます。すごく素敵な思い出が詰まっていますね。
Track12_Someday
from KEIJI
ポップで、どこかキラキラしたキャッチーなメロディは、まさに王道の“エグキャッチー”。でも、楽曲自体に込められているのは、すごく勢いがあって熱い想い。14人体制となり新生EXILEとしてスタートを飾った、記念すべき第一弾シングルです。歌詞には、新しいEXILEが一致団結して、自分たちがこれから目指していく方向性や決意と、ファンの皆さんへの感謝の意が込められています。ライヴでは、センターステージでパフォーマンスすることが多かったんですが、14人が円になって手を掲げた瞬間は、なんとも言えない感動がありました。当時の気持ちを思い出しながら、14人みんながひとつになるよう、そういう想いを込めてパフォーマンスしたくらい、すごく思い出深い1曲です。楽曲を聴いて、MVを観て、ライヴDVDも観ていただいくと、あのころの新生EXILEの決意というものを改めて感じていただけると思いますし、よりいっそうこの曲に込められた僕らの想いを感じていただけると思います。
Track13_Choo Choo TRAIN
from HIRO
この曲は1991年に発表したので、かれこれ21年もの間パフォーマンスしていることになりますが、どれだけクルクル回り続けてきたことか(笑)。踊るたびに昔の自分を思い出して“調子に乗ってはいけない”と思ったり、そんなことも含めていろんな想いが詰まっています。僕らが親子二世代、三世代にわたって楽しんでもらえるグループに成長できたのは、この曲の存在も大きかったのではないかと思います。また、自分で言うのもおこがましいですが、EXILEがカバーした時期も良かったと感じています。いい曲はいつ聴いてもいいと思えるように曲を“育てる”こと、そのいい曲にたくさんの人が注目してくれるリリースの“タイミング”を勉強させてもらいました。なので、多くのことに気づかせてくれましたし、僕を育ててくれただけでなく、自信もつけてもらった、僕のパフォーマー人生のなかでの代表曲といえます。
Track14_銀河鉄道999 / EXILE feat.VERBAL(m-flo)
from USA
ゴダイゴさんの代表曲である『銀河鉄道999』にアレンジを加え、VERBALくんとコラボレーションして、08年の僕らのアルバム『EXILE CATCHY BEST』でカバーさせていただきました。銀河を旅しているようなキラキラした、スペイシーな空間が目に浮かぶ曲です。それに、ライヴでパフォーマンスすると必ず盛り上がる鉄板ソング。僕らのライヴには、親子で来てくださるファンの皆さんがたくさんいるんですけれど、ゴダイゴさんが歌っていた『銀河鉄道999』世代と今の世代が一緒になって、同じ空間を楽しめる。それってすごく素敵なことですよね。『Choo Choo TRAIN』同様に、世代をつないでいくことができる貴重な1曲だと思います。
Track15_24karats TRIBE OF GOLD / EXILE TRIBE
from HIRO
『24karats』『24karats STAY GOLD』に続く、三部作の集大成的な楽曲です。三代目J Soul Brothersも参加した“継承感”があったり、ミュージックビデオではキッズが登場するなど、普段から僕らが言っている“子どもたちに夢を”という想いを表現しています。思いっきり踊れる、もともと僕が好きなタイプのトラックですが、このスタイルの“24karats”はこれが最後という意味も込められているので、全員気合の入った歌とパフォーマンスになっている気がします。この曲でテレビに出演したときの反響が大きかったため、ライヴ以外でもHIP HOP要素が多いゴリゴリのEXILEも観たいと思ってくれている方が多いんだな、と気づかされた楽曲でもあります。