EXILE Member 楽曲解説


NAOTO

―EXILE 史上最大の壮大なスケールのPV『ALL NIGHT LONG』が完成しました。このPVへの率直な感想をお聞かせ願えますか?

「仕上がりを観たときに、何よりスケールが壮大すぎて、映画を観ているかのように感じました。メンバー一人ひとりがfeatureされ、しっかりとしたストーリーもあり、全体としての起承転結があって、きちんと一本の作品としてまとまっている。さらに映像としての迫力まである。約5分という短い時間のなかで普通ここまで表現することって難しいと思うので、久保監督って本当にすごいな、と感動しました。人生において一度やれるかやれないかの作品に参加することができ、感慨深い気持ちでいっぱいですね。“世界を救うために自らの命を懸けた戦い”がテーマなんですが、そのなかで仲間との絆も描かれていて、男心をくすぐる世界観になっています」

―NAOTOさんは今作は弓矢の名手。撮影時のエピソードを教えてください。

「そうですね。AKIRAさんのピンチを弓矢で救う、捨て身なキャラクターです。
『ロード・オブ・ザ・リング』の映画が大好きで、その映画のなかでオーランド・ブルームが弓矢の使い手なんですけど、僕のなかでは自分がオーランド・ブルームになったつもりで挑ませていただきました(笑)。『ロード・オブ・ザ・リング』もファンタジーの世界観ですし、観た瞬間、“あ、これはもう、オーランド・ブルームだな”って(笑)。
撮影は、すごく楽しませていただきました。“もっと撮りたい、もっと撮りたい”っていう気分になったくらい最高におもしろかったです。
個人的には、NAOKIが登場シーンでニヤリとするので、それを目の当たりにした瞬間、“お・ま・え〜”と思いましたが(笑)、僕自身も隠しきれていないドヤ顔が出ていますので探してみてください(笑)」

―GREEさんの『聖戦ケルベロス』も14人となり、EXILEクエストが開幕となりました。
14人でゲームのキャラクターになったことへの感想を。

「2度も経験させていただき、すごく感謝しています。それに、GREEさんの『聖戦ケルベロス』ファンとしてはずっと“メンバー全員のカードが欲しいな”と思っていたので、めちゃくちゃうれしいですね。
14階建ての塔の1フロアごとにフロアマスターと言われる主がいて、仲間にしながら上がっていくんですが、僕はちなみに3階の主です。
CMは、『ALL NIGHT LONG』のPVとも連動していますし、楽曲の持つ世界観とGREEさんがガッチリとタッグを組み、1つの作品としてしっかりとした芯がとおっていたので、どちらの撮影にも臨みやすかったですね」

―『ALL NIGHT LONG』の楽曲をとおしてNAOTOさんが伝えたいこととは?

「歌詞のなかにある“魂の気がすむまで”というフレーズが、僕自身のなかですごくリピートしたんです。“気の済むまで”って、本当に人間の奥底の深いところから絞り出して、内から燃え尽きるということ。今、自分も含めてそういう“魂の気がすむまで”何か1つのことに没頭したり、夢中になることって少なくなってきているのかなって、この曲をとおして気づかされました。だからこそ、僕らのライヴで、みんなで魂の気がすむまで騒いで、歌って、踊って“あっという間の4時間だったね”と感じていただきたいですし、
EXILEのライヴがそんな場所であり続けてほしい。それが僕の希望ですね。ある意味『ALL NIGHT LONG』は、ライヴでパフォーマンスしたらこの曲の持つ意味を最高に発揮できるんだろうなとも思います」

(月刊EXILE7月号より)