EXILE Member 楽曲解説


MAKIDAI

―EXILE 史上最大の壮大なスケールのPV『ALL NIGHT LONG』が完成しました。このPVへの率直な感想をお聞かせ願えますか?

「曲調自体はすごくアップテンポな曲なんですが、GREEさんの『聖戦ケルベロス』の世界観と連動するということで、あえてアクション満載なPVになりました。今までのEXILEのPVのなかでも、これほどアクションシーンが多いPVはなかったんじゃないかな、と。個々のキャラクターが活きた殺陣や個性的な衣装、たとえばAKIRAの乗馬シーンのような印象的なシーンも各々にあり、各自ポイントポイントで観どころはありながら、ラストでは14人が集結したときのパワーの強さも観せられていると思います。ATSUSHIが書いた歌詞のなかに“魂の気がすむまで”というフレーズがありますが、僕らEXILE自体が普段から何事にも全力で取り組むスタイルなので、そういうものがこの『ALL NIGHT LONG』の詞にもリンクするところがあると思います」

―PV撮影時のエピソードを教えてください。

「メンバーのアクションシーンはスタントなしで、自分たちでという想いで、挑戦させていただきました。ただ、今作はたくさんのエキストラの方々にも協力していただき、やっぱり相手の方たちありきでみんなの息が合ってこそ、あのような派手な殺陣が成り立って、迫力のある映像に仕上がったんだと思います。そういう環境のなかで総勢何十名のキャストの方たちがケガや事故なく無事に撮影できたのでよかったです。映像で観ると、1回でバンってみんなが吹っ飛んでいるように観えると思うんですけど、殺陣師の方々のご協力もあったり、何回も敵役の方が吹っ飛んでくれたりと、そこには皆さんの協力がありました。改めて久保監督のチームはすごいなって感じました。CGだけでは出せないリアリティさを、この『ALL NIGHT LONG』では表現できていると思います」

―GREEさんの『聖戦ケルベロス』も14人となり、EXILEクエストが開幕となりました。
14人でゲームのキャラクターになったことへの感想を。

「ゲームのおもしろい世界観にEXILEとしてバンッと入り込み、しかも一緒にコラボレーションして作品を作ることができたので、なんかすごくワクワクしますよね。もし自分がゲームのプレイヤーだったとしたら、“誰のSレアカードがほしいなぁ”って、そういうシンプルな楽しみ方もあると思いますし、“このメンバーと今回タッグを組んで、コロシアムで一緒に闘おう”とか“クエスト全部制覇したよ”って、話題になってくれたらうれしいですね」

―『ALL NIGHT LONG』の楽曲をとおしてMAKIDAIさんが伝えたいこととは?

「頭で考えても解決できないことや、悩んでも悩んでも答えが見つからなかったり、さまざまなハードルだったり、みんなそれぞれ違った形でさまざまなことを抱えて生きていると思うんです。でもせっかく生きているなら、ポジティヴな想いで前向きに歩んでほしい。この曲をとおし、皆さんが前向きなパワーを持ってくれたらうれしいです。“踊ろう 魂の気がすむまで”っていう部分には、“魂の気がすむまで前向きに進んでいこうよ”っていう、EXILEらしいポジティヴなメッセージが込められた曲なのかな、と」

(月刊EXILE7月号より)