EXILE Member 楽曲解説
KENCHI
―EXILE 史上最大の壮大なスケールのPV『ALL NIGHT LONG』が完成しました。このPVへの率直な感想をお聞かせ願えますか?
「すごくストーリー性があり、メンバー各々のキャラクターが強く表現されていて、かつメンバー全員が大好きな世界観で、こんなド迫力で壮大なPVを制作できたことをすごく誇りに思いますし、今後の自分の糧にもなりました。EXILEというグループは、曲はもちろんなんですが、パフォーマンスや映像にも力を入れていて“目で観ても楽しめるエンタテインメント”を目指しているグループ。今作の『ALL NIGHT LONG』を通じ、より多くの方々に、今のEXILEのあり方と今後のEXILEの可能性を感じていただきたいですね」
―PV撮影時のエピソードを教えてください。
「ネス(NESMITH)と背中合わせで、二刀流で敵を倒していくという撮影でした。目の前にいる敵の呼吸を読みながら、さらに背中でネスのリズムや気を感じ、なおかつ2人がまわって動いていく。お互いを意識しながら動くということがすごく難しかったですね。ネスとはかなり練習したんですが、ネスのカンがすごく良く、やればやるほど波長が合っていきました。EXILEって、本番で200%発揮できるメンバーがそろったグループ。僕らもやっぱり、本番になるとさらにスイッチが入り、段違いでいい動きを出せて、すごく満足できるシーンになりました。完成したPVを観たときは“このシーンはこういうふうにつながったんだ”“ここはこのストーリーに組み込まれたんだ”って、驚かされる部分も多々あり、改めて久保監督の映像のチョイスとセンスは素晴らしいなと感じました。殺陣も、自分自身のなかで会得したいスキルの1つでもあるので、すごくいい経験をさせていただきましたし、体当たりで素晴らしいアクションを繰り広げてくださった敵役のエキストラの皆さんにも“お疲れさまでした”という気持ちでいっぱいです」
―GREEさんの『聖戦ケルベロス』も14人となり、EXILEクエストが開幕となりました。
14人でゲームのキャラクターになったことへの感想を。
「今までは自分が楽しむ側だったので、完成した映像を観たときはなんとも言えないすごく新しい感覚というか、不思議な感覚をおぼえました。EXILEクエストは、試練の塔の各階にメンバー一人ひとりがその階の住人として待ち受けている設定。各々の個性が際立って表現されていて、今回のような世界観でもっといろいろなエンタテインメントを発信できそうだなぁというイメージを受けました」
―『ALL NIGHT LONG』の楽曲をとおしてKENCHIさんが伝えたいこととは?
「今までのEXILEとはまた違ったテイストの曲。もちろん歌詞は前向きでポジティヴで元気をもらえる歌詞なんですが、EXILE王道のキャッチーな曲やワイルドさ満載の『24karats』、復興支援チャリティソング『Rising Sun』、バラード……とさまざまな楽曲があるなかで、『ALL NIGHT LONG』はそことは一線を画すアッパーチューン。EXILEが作り出した、また新しい世界観を表現している曲だなと感じています。日本はもちろん、世界中の人にも聴いていただけそうなMade in Japanのワールドクラスの曲になっているんじゃないかなって思いますね。海外の方には、言葉はわからないかもしれないけれど、言葉から発せられるパワーって絶対に届くと思うので、ATSUSHIくんとTAKAHIROくんの魂の叫びのような、力強いパワーを世界中の方々にもぜひ聴いていただきたいです」
(月刊EXILE7月号より)