STORY
#11 椎葉岳、いつでも来い
シャケが兼光を打ち破り、九島の校内は落ち着きを取り戻していた。しかし、丸母、卜部、シロは焦りと苛立ちを感じはじめる。兼光との闘いでシャケの絶対的な強さを目の当たりにしたせいだ。自分の実力でシャケに勝てるのかという疑問が、それぞれの胸の内にわきあがっていたのだ。
そんなある日、椎葉は校内でたまたまシャケと2人きりで顔を合わせた。シャケは名指しで「椎葉岳、いつでも来い」と言って立ち去るが、椎葉は気圧されたのかシャケを追うこともできず、立ちつくしてしまう。
その直後、晴香とデートに出かけた椎葉だったが、シャケのことが頭から離れない。丸母たちと同じように、椎葉もシャケの強さに圧倒されていた。無意味な喧嘩なんかもうやめたほうがいいと忠告する晴香をよそに、椎葉は「明日、シャケに挑む」と晴香に告げる。